カウンセラー独立支援センターの経営するカウンセリングルーム『エンジェルケア』では、心が弱り果て、殻がも動かなくなった方々が、荒れたままの住居で生活していくことに危惧を覚え、整理整頓サービスを始め各種のハウスクリーニングサービスを行っています。
これは、ビジネス論的な観点で言えば、いわゆる「複合サービス」を導入しているということなのでしょう。
「軸足をいくつも持て!」というフレーズはビジネスの世界で「将来計画」を語る際にはよく聞かれるフレーズです。
確かにそれは間違いではないと思いますが、それぞれのサービスに脈絡がなければ全体の調和が乱れて収拾がつかなくなってしまうのではないでしょうか。
私どもは、ビジネスには利益追求という大前提だけでなく、時に「ストーリー」が必要だと考えます。人の営みとしてのビジネスなのですから、それは当然です。
カウンセリングルームをやっていて、心のケアを行っていた。出張相談に出かけると多くの方々の部屋や住環境が乱れていて、ご本人では手が付けられない状況があった。
心のケアだけでは届かない部分にリーチを伸ばしてケアを行うためにサービスを付加した。例えば、私どものケースでは、そのような流れの中でスムーズにストーリーは展開していきました。
そして現時点のことで言えば、その複合サービスは着々と認知され始め私どもの経済活動の中心核の傍にまで近づきつつあります。
クライアントの「切実な悩みと求め」に目を向けることは、どのような時もサービスの中心に置かなければならないことだと、今回も身をもって知らされています。
みなさんも新しく独立して、やがて新サービスを展開する際には、脈絡のあるストーリーをもって、なおかつ「切実さ」に注目していかれますようにとお勧めいたします。
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