独立間もないころは、限られた人間でがむしゃらに走り続けるのは、どこの事業体でも見られる光景です。
しかし、その甲斐あって次のステージに上がり、いざ新しいスタッフを加えねばならないというときに、頭を悩ませるのが「どんな人物を雇えばよいのか?」ということでしょう。
数字に詳しく縁の下の力持ちになってくれる人か、アイデア豊富な事業戦略のプロか…。
答えは、もちろん人手不足の事情や状況によって変わるのでしょうが、一般的にはやはり「営業力のある人物」となるのではないでしょうか。
始まったばかりで体力のない事業体に活力を与えるのは、「お金を引っ張って来れる人」であるのは間違いないことです。間違っても大企業の元管理職だった方なんて雇うべきではありません。
会社の商品やサービスの強みを大々的に訴えて「お金」に替えてくれる人間ほど起業間もない会社に必要で頼りになる人間はいないことでしょう。
まずは、そこから人材採用を考えてみてはいかがでしょうか。
TOMASという学習塾を中心に東証一部に上り詰めた「理想教育研究所」という会社をご存知でしょうか。この会社は、小さな学習塾から始まり急激に大きな会社になっていきました。
その大躍進の理由は、「学習塾に営業マンなんて必要がない!」という偏った考え方を覆し、事業の中心に「優れた教師でも管理職」でもない「営業マン」を置いたことから始まったのです。
カウンセラーのビジネスに営業マンなんて相応しくないと思われる方も居られるかもしれませんが、事業体の安定のためにはアウトソーシングの営業マンも依頼を受けてくれるところなどもありますので、それらの利用も踏まえた「人材計画」を練るのはいかがでしょうか。
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