どうせ自分なんか…と責めないで

自分の欠点ばかりが気になりだしたら、そんな劣等感を直してくれる人はこの世に一人しかいない。つまり、それはあなた自身だ！

ディール・カネギーの言葉

「人並み」を基準にして生きている日本人のことを聞いたことがあります。

古くから「和を貴ぶ」文化がある私たちの国では、どうしても周囲のことを気にしていなければならなかったという事情もあったのかもしれませんが、周囲と同じであることや人様と足並みを揃えることが「素晴らしく、重要なこと」と看做されてきたように思えます。

劣等感は、周囲を気にして生きている人に、特に強く感じられる感じ方です。

あの人にはできるのに、どうして自分には出来ないのだろう・・・。

いつも「比べられて、その上でけなされてきた人」は、劣等感の中で生きることが生き方の基本形になっている人も少なくありません。

「どうせ自分なんか…」と自己卑下しながら生きていると、やがて感情が爆発してしまうのは無理もないことです。

爆発の仕方は、人それぞれかもしれませんが、それをうまくコントロールできなくて「取り返しのつかない事態」を招いてしまう前に、唯一の劣等感の癒し手である自分を思い浮かべてください。

感じ方はなかなか変えられるものではありませんが、考え方ならほんの少し工夫、努力することで変えることができます。

変えられないものにではなく、変えられるものに集中して、力を用いて活きていただきたいと願っております。