あなたには「ライフワーク」と呼べるものがありますか？

ライフワーク（英：lifework）とは、次のような意味です。

• 一生をかけてする仕事
• 生涯の仕事として人生を捧げたテーマ
• 天職

「天職」と聞くと、そんな簡単に見つけられるものではないと思われるかもしれませんが、それは違います。ライフワークを見つけること自体は難しいことではありません。ただ、見つけ方を知らないだけなのです。

ライフワークを見つけると、仕事や趣味、家族や恋人、友人といったカテゴリごとに悩むことはなくなります。人生を大きなひとつの道として捉え、バランスよく楽しめるようになります。今回は、その見つけ方をご紹介します。

ライフワーク（天職）を見つける方法

私たちは一人ひとり、性格や性質といった個性、そして、考え方が違います。それぞれの経験や感想を含め、何から何までが自分と全く同じ人間というも のはこの世に存在しません。それがこの宇宙です。だからこそ、人間はライフワークを必要とします。「私がわたしである」という、その理由や目的を求めるこ と、そして私が確実に存在したという証をこの世に残したいと願うことは当然のことだと思います。

ライフワークを手にすれば、あなたのその願いは叶います。

「自分にはこれといった才能や特技がないからライフワークなんてとんでもない。」

もしあなたがこのように考えているとしたら、そんなあなたにこそライフワークを見つけていただきいと思います。

なぜなら、ライフワークは人生そのものだからです。

人生は、軸をもって自転しながら太陽の周りを回る地球のようなものです。ライフワークがない＝軸や軌道がないので、時や流れ、向かっている方向が分 からないということになり、あちこちフラフラしながら進み、気が付くと思いもよらない銀河の果てにいた、といったような大変な人生になります。

人生の成功や達成感を求める方、生きる上で揺るぎない軸や指標を求めている方は、ライフワークを見つけて、心から納得できる輝かしい人生を送りましょう。

ライフワークの見つけ方は簡単です。

「自分自身（＝自分の源）と出会い、分かること」

これだけです。

自分自身（以降、「源」）と出会うということは、自分がどこから来てどこへ行きたいのかが分かるということです。

自分自身と出会う方法は様々紹介されていますが、都合の良い時間に気軽にメールで対話する方法は気軽ですね。

ライフワークを見つけるメリット

ライフワークを見つけると、人生はガラリと変わります。日常生活で起こる一つ一つの物事や、出会う人の全てがライフワークに繋がってきます。まるで、人生が広く真っ直ぐな一本の道になったかのように感じられ、堂々悠々と歩むことができます。

私自身の具体的な例を挙げるとこのような感じです。

＜ライフワークを見つける前＞

• 音楽、語学、料理（接客）など、ライフワークの候補は多かったが、どれに絞ってよいのか分からなかった。言い換えると、絞らなくてはいけないのが難しかった。
• 結果、絞れなかったので、全部やろうとして回り道をし、時間が係った。
• ひとつだけはっきしていたのは、「自分がこの世に生まれてきた意味、その軌跡を残してからでないと死ねない」ということ。
• 
  

＜ライフワークを見つけた後＞

• 認めることができなかった自分の性質・性格を認められた。
• 既成概念に囚われなくなったので、恐れや不安が消えた。
• 広く深い視点で考えられるようになり、無理をしないようになった。
• 時と空間に合った行動ができるようになった。その結果、シンクロ現象のような驚きと楽しさ溢れる体験も生まれた。
• 全体として、笑いが増え、余裕が生まれ、自信となった。
• 
  

ライフワークは幸せの源泉

ライフワークについての素敵な表現をみつけました。

本田健（作家）

ライフワークとは、自分の なかにある《幸せの源泉》から湧き出る情熱を使って自分らしさを表現し、まわりと分かち合う生き方と定義している。「幸せの源泉」とは、そこにつながるだ けで、本人が幸せになるようなこと。その人らしい本質で、静かなワクワクを感じ、つきることのない情熱がある場所である。

外山滋比古（作家）

ライフワークとは、それまでバラバラになっていた断片につながりを与えて、ある有機的統一にもたらしてゆくひとつの奇跡、個人の奇跡を行うことにほかならないと述べている。その人にしかできない、一生をかけてする仕事や事業、それがライフワークである。

個人的には、本田健氏の「幸せの源泉」という表現に共感しました。

私も自分のライフワークを思う時、いつもそこにワクワクを感じますし、「やるぞ～！」という前向きな気持ち、そして「必ずやり遂げよう、やり遂げた い」という意志、つまり情熱が湧いてきます。自分が幸せになれること、それを思うとワクワクを感じてつきないこと。それがライフワークなのだと思います。

また、外山滋比古氏の「それまでバラバラになっていた断片につながりを与えて」にも、人生という器の中ですべてをひとつにしてゆく、という視点で共感できました。

あなたが心から望み、才能を100％発揮できるライフワークを見つけるには、自分自身と出会うことです。