受験、就活、転活、婚活と、春に向けて選択の多いこの時期。「後悔する選択だけはしたくない」と思いますよね。とはいえどっちも魅力的で1つに絞れない、なんてこともあるのでは?
実際は、何を選んでも後悔はします。何にせよトラブルは付き物ですから、隣の芝が青く見える時は必ずくるのです。
それでも心掛けたいのは、“後悔の少ない選択をする”こと。「あっちも良かったかもしれないけど、私にはこれだった」と、後悔しても納得できる選択をすることです。
今回は、そのコツを5つほどご紹介します。
■1:頭と心を分けて考える
後悔の多い選択で多いのが、「頭では分かっていても、心がついていかない」ケース。そう、頭で考えることと、心で思うことは別なんですね。頭と心ははっきり分けて考えると、思考もあやふやになりません。
■2:頭は嘘をつくことを知っておく
頭は時に間違えたり、嘘をつきます。例えば「彼の店員さんへの態度が冷たいのが気になる」と心が感じたとします。「でも、たまたま疲れていただけかも」「私には優しい彼がそんなことあるわけない」「見た目も年収も完璧だし、気にするのはやめよう」と考えるのは、頭です。
結局付き合った後で性格の悪さに辟易して別れる……なんてケースも多いもの。頭はしばしば、“偏見や思い込み、世論”に左右され、事実を脚色してみることがあります。一方で心は、嘘がつけません。頭を信用しすぎないことと、心の声を大事にするよう心掛けましょう。
■3:消せる不安要素は対処を
選択する上で、不安要素は必ず出てきますよね。不安要素が残ると、選ぶに選べません。曖昧にせず書き出し、1つ1つ対処していきましょう。
とはいえ“やらなきゃ分からない不安”が多いのも事実。これは何にでも付き物です。やる後悔とやらない後悔。どちらがより後悔になるか、考えてみましょう。
■4:信頼できる人のアドバイスに耳を貸す
親友や家族など、“自分のことを理解していて、私情を交えずアドバイスしてくれる人”はいませんか? 信頼できる他人に、アドバイスをもらうのも一つの手です。
「あなたの性格や長所とその選択が合っているだろうか?」「どんな問題が起き、どんなことに後悔しそうか?」を尋ねてみましょう。
■5:気力は“好きな気持ち”で湧くものと知る
最終的に1番大切なのは、“好きという気持ち”です。2でもふれましたが、心は目に見えない分、無視されがち。「心で選ぶなんて大人のやることじゃない」という世間の風潮もありますよね。ですが、頭で選ぶ方が挫折しやすいのです。
ス ティーブ・ジョブズ氏はスタンフォード大学の卒業式辞で、アップルを解雇されても仕事を続けた理由を「好きだから」と述べています。何を選ぶにせよ、 “日々の地道な努力、トラブル、飽き”は付き物。これらを前には、頭で考えた義務や責任感だけでは続きません。それでも頑張ろうという“気力”をくれるの は、好きという“気持ち”なのです。
以上、後悔しても納得できる選択をするコツを5つお伝えしましたが、いかがでしたか?
以前流行した歌ではありませんが、ナンバー1よりオンリー1。絶対的なナンバー1の選択なんてありえないですし、どこに後悔するかは自分次第。自分に合ったオンリー1の選択をすることが、後悔を減らすコツです。
(ネタりかより)
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