俳優で歌手の武田鉄矢(65)が7日、フジテレビ系「ノンストップ!」(月~金曜・前9時50分)の取材にこたえ、91年頃からうつ病の症状があったことを告白し、胸の苦しさを明かした。
体調に異変を感じたのは武田が42歳の91年。フジ系ドラマ「101回目のプロポーズ」に出演するなど仕事が多忙の時期だった。「自分の体調の変化なんですかね。ちょと、うつ病っぽくなって、何をやっても力が沸いてこない」と、不調を感じるようになった。
また、「人生の疲れがいっぺんに出てくる。考え方がやたら暗くなる。何週間か事務所が休みをくれると、これっきり仕事がこないんじゃないか…」と、ネガティブになった。
当時、家族や海援隊のメンバーには症状を知らせることはなく、「パパ頑張って、が重荷になることがある」と苦しかった自分を振り返った。
11年には大動脈弁狭窄症の大病にかかり、4時間に及ぶ大手術の末に5週間入院。その頃、救われたのがC・G・ユングの本に書かれた「人生は山登りに似ている。山へ登ったかぎりは降りなければならない。山に登りっぱなしのことを遭難したこと。山へ登ったということは、登って降りたということ」の言葉。
「最近やっといい詩を書くようになった」と、8日にはニューアルバム「去華就実~花散りて次に葉茂り実をむすぶ~」を発売。「この老いをチャンスにしたいよな」と、前向きな発言も。
最近は「英語で日記を書く」ことを日課にし、妻とケンカした日には「She is in bad mood」と記したという。
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