子どもの自死遺族会「虹の会」が26日に横浜で例会 神奈川新聞

 

 自死で子どもを亡くした親の会「虹の会」の例会が26日、横浜市神奈川区のかながわ県民センターで開かれる。親としての喪失感や自責の念、子どもの思い出…。同じ悲しみを抱いた人と語り合い、それぞれの経験に共感することで共に支え合う場だ。
 虹の会に参加しているのは、10代から40代の子どもを自死で亡くした親たちだ。1996年に発足し、2カ月に1回程度、東京・三鷹市で例会を開いてきた。
 窓口役を務める引間直子さん(65)は「耐えがたく、ほかの人には理解できない体験ではあるけれど、それはあなただけではない。その気持ちを言葉にすることができる場所」と話す。
 自身も2005年4月に23歳だった長男を亡くした。
 強い不安を訴え、うつ状態になったのは15歳の時。精神科に通院するようになり、高校を中退した。定時制高校に入り直し、アルバイトを経験したりと長男自身も試行錯誤を重ねたが、ままならなかった。「怖さが何とかならないと、何もできない」と苦しんだ。
 何事も自分で決断できる、頼もしい子だった。それが亡くなる1週間ほど前からは「物音や風の音で一日が過ごせないくらい、気持ちをかき乱されていた」。
 引間さんは長男の絶望と孤独に思いをめぐらせる。
 「本人は生と死の稜線(りょうせん)の上を歩いていて、行きどころがなくて落ちたのだ、と。死ぬことを選んだのではなく、結果として死んでしまった。彼の気持ちにどれだけ寄り添えていたのか。親は無力だと思った」
 半年後、すがる思いで都内の自死遺族の会に参加した。親や配偶者を亡くした遺族には、自分が受けた衝撃や怒りをあらわにする人が多かった。「子どもを亡 くした人には、怒りの感情はない。あるのは『ごめんね』という思い」。居場所のなさを感じて帰ろうとした時、虹の会のメンバーに声を掛けられた。
 「勝手に死んだ」「生きたくても生きられなかった人のことも考えて」という声がよく届く。自死した子どものことは口に出しづらい風潮は根強い。「でも、 ここでは亡くなった子どもの人生を大きな声で語れる。元気だったころのことやどんな子どもだったのか。何度も同じ内容を話す人もいる。安心して泣くことが できる」。初めてとなる神奈川での開催で支え合いの輪が広がることを願っている。
 例会は午後1時半から。自死で子どもを亡くした親なら誰でも参加できる。事前予約は不要で匿名での参加も可能。6月29日にも同じ会場で例会を予定している。

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